
アルデコは、基材のEPS(Expanded Poly-Styrene)発泡ポリスチレンと、 仕上用下地塗材の「ネフ」(アクリルベース系特殊コーティング)から構成されます。
「ネフ」は紫外線からEPSを守り、長期に渡って品質を保持する役目があります。
また、適度な硬さを持たせ、耐久性を高めます。
EPSの自己消火性 - 燃焼比較実験
アルデコの基材であるEPSと、一般的にパネル等として使用されるポリスチレンボードとの燃焼比較実験を実施いたしました。
EPSには、難燃剤が添加されているため、それ自体では燃焼を持続しない自己消火の性質をもちます。
アルデコ性能の詳細 | ||
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主要材料 | 基材 | EPS/ビーズ法ポリスチレンフォーム (原料ビーズはポリスチレン樹脂、炭化水素系の発泡剤) ※難燃剤入り |
材料 | ネフ (ペースト状アクリルベース充填混合剤、セメントと珪砂の混合) |
性能 | 接着強度試験/ シャコ万20kN万能試験機使用結果 |
平面部平均 0.29N/mm² 局面部平均 0.25N/mm² |
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衝撃試験/JIS A 1408結果 (建築用ボード類の曲げおよび衝撃試験法) |
落下高10cm 平均 12.6mm凹み 落下高20cm 平均 24.6mm凹みの縁割れ 落下高30cm 平均 28.3mm凹みの縁割れ |
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気中凍結水中融解法試験(200サイクル)結果/ JIS A1435-1991「建築用外壁材料の耐凍害性試験方法」 |
試験の結果:変化なし |
軽量性 | 比重:約0.02(EPS芯材) | 参考例:EPS(芯材) H170xD130xL1000 の場合 約0.4kg/m |
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比重比較例 FRP約1.3~1.8 GRC約2.0 |
安全性 | 基材(EPS) | 難燃剤入り、自己消火性を持つ。 燃焼時に亜硫酸ガス・シアン化水素・塩化水素の有毒ガスは発生しない フロンガスは一切使用していない |
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吸水性 | EPSは水を通さない | |
使用温度 | 80℃以下 |
環境性 | 省資源 | 基材のEPSは容積中の97%~98%が空気 |
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残存率 | 約5%(芳香族系溶剤による廃棄処理の場合) |
制作方法 | 基材を所定の形状に加工し、仕上塗材用下地調整塗材(ネフ)を吹付ける |
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標準ネフ厚:約1.5mm |
アルデコ製品は新規性を認められ、特許を取得しています。